2008年6月30日午前5時前、病院に来てみると既に第一子(イッチー・♂)が生まれていた。胎盤や胎膜(羊膜・絨毛膜)や臍帯なども既になく、シロ(母犬)がイッチーの体を一生懸命舐めていた。午前5時、第二子(ニッキ・♂)を出産。少し呼吸が速くなり始め、お腹に少し力を入れたかと思うと(陣痛)次の瞬間には胎膜に包まれたニッキの頭が見えた。その後すぐに胎膜に包まれた体全体が出てきたが胎盤がまだ中に残っており、シロが臍帯を引っ張って胎盤を引きずり出した。胎盤、胎膜等を食べながら上手く剥がしっていった。最後に臍帯を噛み切ってニッキの出産終了。もし、母犬が胎膜に包まれた胎児を産み落としただけで何もしない場合は、飼い主が変わりに胎膜を破り、臍帯を体から1cm位の位置で糸で結び、その先をハサミできり、乾いたタオルで良く体を拭いてあげなければならない。午前5時8分、第三子(ミニー・♀)を出産。ミニーも全くの安産であった。イッチー、ニッキは白と茶の斑模様だったがミニーは茶一色であった。午前5時20分、第四子(シオン・♀)を出産。ここまで、かなりのハイペースで出産が進んでいる。シオンは黒一色であった。午前6時、第五子(ゴテン・♂)を出産。シオンが生まれてからゴテンが生まれるまで40分と少し間隔が空いたが変わらず安産であった。通常、出産の間隔は2、3時間空くのは良くある事なので今のところ順調に出産が進んでいる。午前6時30分、第六子(ムー・♀)を出産。ムーはミニーと全く同じ毛色で同じ性別なのでほとんど見分けがつかないが、鼻の色が少し違う。この頃になるとシロのお腹がだいぶん小さくなってくる。7時10分、第七子(ナオ・♂)を出産。ナオはミニーやムーと全く同じ毛色だが性別で見分けがつく。ここまで、シロは全ての胎盤を食べている。胎盤を食べる事自体は母犬の栄養になるので良いことなのだが、今回のシロのように胎児数が多い場合は食べ過ぎると、その後下痢になるので食べさせ過ぎない方が良いのだがなかなか胎盤を取り上げるのも難しい。午前7時19分、第八子(ヤヤ・♀)を出産。唯一斑模様の女の子である。これで全員、無事出産終了。シロお疲れ様。
(上野) |

胎膜に包まれているゴテン。シロが胎膜を剥がそうとしている所。

胎膜が剥がれ、次に臍帯を噛み切ろうとしている。

臍帯がなかなか噛み切れないでいるシロ。

ゴテンの濡れた体を舐めて綺麗にしている所。 |